トピック(校長室から)

「みんなでつくろうバリアフリーマップWheeLog!」in水戸を実施!

 本校水戸地区PTA有志会員による「みんなでつくろうバリアフリーマップWheeLog!」in水戸が5月13日(土)の午後に実施されました。お恥ずかしながら、私は今年3月末の引き継ぎの際、本校前校長の宮山先生から「WheeLogって知ってる?」と聞かれた時初めて「Wheelog」というアプリについて知りました。このアプリは、スマホ一つでバリアフリー情報をシェアできる画期的なアプリです。お出かけして「行けた」情報をアプリに投稿することによって、誰かがお出かけする際にそのアプリを見て「行きたい」につながることに役立つものです。この企画は、車いすユーザーもそうでない人も一緒に出かけて「バリアフリーマップWheelog」作りにチャレンジする企画です。本校では、昨年度までにPTAを中心に数回実施してきました。今回私は、初めて参加して体験したことをお伝えいたします。

12時半に借用した水戸市福祉ボランティア会館の研修室に集まりました。参加を申し込んだ本校児童生徒、保護者、教職員のみならず、那珂市議会議員、水戸市障害福祉課の方や大学生等、地域の方、計35名が参加してくれました。4つの班に分かれ、借りた車いすを数台使用しながら、1つは赤塚駅周辺、他の3つは水戸駅を経由して出かけました。私は初心者だったので、徒歩で移動の赤塚駅周辺の班に入りました。他の班は電車やバスを利用して移動したそうです。その日は時折強く降るあいにくの雨。それでも、車いすユーザーに便利なカッパ(学校のもの)を着て出かけました。建物の外に出て、公道を移動してみると段差や勾配によって移動がしにくくなることが体感できました。また、買いたいものがあるお店の入り口や店内の通路の狭さに入るのを躊躇う気持ちになりました。長い間、特別支援教育に関わってきましたが、車いすを使用して出かけたり、買い物をしたりするのは初めてだったのでたくさんの気づきがありました。また雨の中だと、カッパを着ていても手はぬれてしまったり、滑りやすかったり、荷物を出し入れするのに苦労したり、大変なことが多くなることにも気づきました。

16時くらいに各班戻ってきて、気づいたことを話し合って発表し合いました。活動中、初めてお会いした方々とも目的を同じくしてつながり、とても楽しく学びが多い時間を過ごせました。本校でこの取り組みをはじめていただいた、前任の宮山校長先生に感謝です。今年度は、中学部と高等部の一部の生徒もこの取り組みを校外学習で実施。みんなで「地域づくり」、今後、さらに「やってみよう」のつながりが広がりそうです。詳しい当日の様子は本校昇降口の掲示板に掲示してありますので、ご来校の際には是非ご覧ください。